“真成”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞成
読み方割合
ほんとう50.0%
しんせい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯独ただひとりで身に叶うけの事を勤めて開国一偏、西洋文明の一張りでリキンで居る内に、政府の開国論が次第々々に真成ほんとうのものになって来て、一切いっさい万事改進ならざるはなし
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソレでマア戦争帰りの血なまぐさい奴もおのずから静になって塾の治まりが付き、その中には真成ほんとう大人おとなしい学者風の少年も多く、至極しごく勉強してます/\塾風を高尚にして、明治四年まで新銭座しんせんざに居ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
うすもやのような暮気があたりを包んで、押上おしあげ柳島やなぎしまの空に夕映ゆうばえの余光がたゆたっていたのもつかのま、まず平河山法恩寺をはじめとして近くに真成しんせい大法たいほう霊山れいざん本法ほんぽう永隆えいりゅう本仏ほんぶつなど寺が多い
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)