真成ほんとう)” の例文
旧字:眞成
唯独ただひとりで身に叶うけの事を勤めて開国一偏、西洋文明の一張りでリキンで居る内に、政府の開国論が次第々々に真成ほんとうのものになって来て、一切いっさい万事改進ならざるはなし
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソレでマア戦争帰りの血なまぐさい奴もおのずから静になって塾の治まりが付き、その中には真成ほんとう大人おとなしい学者風の少年も多く、至極しごく勉強してます/\塾風を高尚にして、明治四年まで新銭座しんせんざに居ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)