“本仏”の読み方と例文
読み方割合
ほんぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なげいても仕方はないではないか? そのうえ時のたつ内には、寂しさも次第に消えて行った。おれは今では己身こしんうちに、本仏ほんぶつを見るより望みはない。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
うすもやのような暮気があたりを包んで、押上おしあげ柳島やなぎしまの空に夕映ゆうばえの余光がたゆたっていたのもつかのま、まず平河山法恩寺をはじめとして近くに真成しんせい大法たいほう霊山れいざん本法ほんぽう永隆えいりゅう本仏ほんぶつなど寺が多い
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)