“本当”のいろいろな読み方と例文
旧字:本當
読み方割合
ほんと40.4%
ほんたう19.2%
ほんとう19.2%
ほんま7.7%
ふんと7.7%
しょう1.9%
ほん1.9%
フェア1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花「そう、本当ほんとにすまないことね、お前さんに此様こんな苦労までかけてさ、堪忍して下さいよ、これも前世からの約束ごとかも知れないわ」
うなすつたんだらうツて本当ほんたうに心配をしてえましたよ、うするとね、おふくろふのには、おまいなに旦那だんな失策しくじつたんぢやアないかてえますから
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
あれは本当ほんとうといえば本当ほんとう、ゴマカシといえばゴマカシでござる。われわれは肉体にくたいぐるみ人間にんげん遠方えんぽうれてくことはめったにござらぬ。
すると俺は車を盗まれたことになるやろか、それとも盗まれてえへんことになるやろか、一体どっちが本当ほんまやろか、さあ訳がわからへんわ
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「おめえ、本当ふんとに試験を受げんのだごったら、みっしり勉強しなげえなんねえんだ。」
緑の芽 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「わたしが何ンの虚言そらごとを言いまッしょうか。本当しょうのことでござります」
あんなやかましいおばあさんがいたってさせるのに、家でさせてくれないなんて——うそだというならいってごらん本当ほんだから! 買っとくれったら買っとくれ、月琴も一緒に!
本当フェア。もっと早く来ればよかった。残念でたまらない」
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)