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本当
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ほんとう
ふりがな文庫
“
本当
(
ほんとう
)” の例文
旧字:
本當
あれは
本当
(
ほんとう
)
といえば
本当
(
ほんとう
)
、ゴマカシといえばゴマカシでござる。われわれは
肉体
(
にくたい
)
ぐるみ
人間
(
にんげん
)
を
遠方
(
えんぽう
)
へ
連
(
つ
)
れて
行
(
ゆ
)
くことはめったにござらぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しかし、いくら考えてみても、さっきまでのことが
夢
(
ゆめ
)
であるかまたは
本当
(
ほんとう
)
であるか、どうもはっきりしませんでした。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そんな
遠
(
とお
)
くにいたんじゃ、
本当
(
ほんとう
)
の
香
(
かお
)
りは
判
(
わか
)
らねえから、もっと
薬罐
(
やかん
)
の
傍
(
そば
)
に
寄
(
よ
)
って、
鼻
(
はな
)
の
穴
(
あな
)
をおッぴろげて
嗅
(
か
)
いで
見
(
み
)
ねえ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「ああ、」とお
父
(
とう
)
さんが
言
(
い
)
った。「それは
本当
(
ほんとう
)
に
困
(
こま
)
ったね。
全体
(
ぜんたい
)
、おれに
黙
(
だま
)
って
行
(
い
)
くなんてことはありやしない。」
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「お
祖父
(
じい
)
さんのいうことが
本当
(
ほんとう
)
なんだろう。あの人はたいへん
学者
(
がくしゃ
)
だ。音楽のことは
何
(
なん
)
でも知っている。ところがおれは、音楽のことはあまり知らないんだ。」
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
▼ もっと見る
だからこの
頁
(
ページ
)
一つが一
冊
(
さつ
)
の
地歴
(
ちれき
)
の本にあたるんだ。いいかい、そしてこの中に書いてあることは
紀元前
(
きげんぜん
)
二千二百年ころにはたいてい
本当
(
ほんとう
)
だ。さがすと
証拠
(
しょうこ
)
もぞくぞく出ている。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
私
(
わたし
)
、
本当
(
ほんとう
)
に
済
(
す
)
まない事をしたと思つて、後悔してゐるのよ。けれども拝借するときは、決して
貴方
(
あなた
)
を
瞞
(
だま
)
して
嘘
(
うそ
)
を
吐
(
つ
)
く
積
(
つもり
)
ぢやなかつたんだから、
堪忍
(
かんにん
)
して頂戴」と三千代は甚だ
苦
(
くる
)
しさうに
言訳
(
いひわけ
)
をした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
○「馬鹿にしてるよ、
本当
(
ほんとう
)
に」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
(
なに
)
を
隠
(
かく
)
しましょう、
私
(
わたくし
)
はその
時
(
とき
)
、この
人
(
ひと
)
には、
恋
(
こい
)
する
人
(
ひと
)
の、
本当
(
ほんとう
)
の
気持
(
きもち
)
は
判
(
わか
)
らないと、
心
(
こころ
)
の
中
(
うち
)
で
大
(
たい
)
へんにあなたを
軽視
(
みおろ
)
したのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その
万人
(
まんにん
)
が
万人
(
まんにん
)
、
好
(
す
)
きで
好
(
す
)
きでたまらねえ
女
(
おんな
)
の、これが
本当
(
ほんとう
)
の
匂
(
におい
)
だろうじゃねえか。
成
(
な
)
る
程
(
ほど
)
、
肌
(
はだ
)
の
匂
(
におい
)
もある。
髪
(
かみ
)
の
匂
(
におい
)
もある。
乳
(
ちち
)
の
匂
(
におい
)
もあるにァ
違
(
ちげ
)
えねえ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
本当
(
ほんとう
)
だとするには、あまり
不思議
(
ふしぎ
)
きわまることでしたし、
夢
(
ゆめ
)
だとするには、あまりはっきりしすぎていました。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
本当
(
ほんとう
)
だ、どんなものを歌う
必要
(
ひつよう
)
があるか?……彼はやさしさと
悲
(
かな
)
しみで
胸
(
むね
)
が一ぱいになるのを
感
(
かん
)
じた。
牧場
(
まきば
)
を、河を、空を、なつかしい
星
(
ほし
)
を、
胸
(
むね
)
に
抱
(
だ
)
きしめたかった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
お
前
(
まえ
)
の
言
(
い
)
うのが
本当
(
ほんとう
)
なら、ここにあるラプンツェルを、お
前
(
まえ
)
のほしいだけ、
持
(
も
)
たしてあげるよ。だが、それには、お
前
(
まえ
)
のおかみさんが
産
(
う
)
み
落
(
おと
)
した
小児
(
こども
)
を、わたしにくれる
約束
(
やくそく
)
をしなくちゃいけない。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「
本当
(
ほんとう
)
の
本当
(
ほんま
)
のつて僕あ、嫁が貰ひ度って仕方がないんだ」
坊っちやん
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
女
(
おんな
)
は
油
(
あぶら
)
ヶ
壺
(
つぼ
)
の
断崖
(
がけ
)
の
上
(
うえ
)
に
居
(
お
)
りまして、しきりに
小石
(
こいし
)
を
拾
(
ひろ
)
って
袂
(
たもと
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れて
居
(
い
)
るのは、
矢張
(
やは
)
り
本当
(
ほんとう
)
に
入水
(
にゅうすい
)
するつもりらしいのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「
何
(
なに
)
をおいいだえ。そんな
気
(
き
)
の
弱
(
よわ
)
いことでどうするものか。
人
(
ひと
)
の
口
(
くち
)
は、どうにでもいえるもの。
急病
(
きゅうびょう
)
といったところが、どこまで
本当
(
ほんとう
)
のことかわかったものではあるまいし。……」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「
本当
(
ほんとう
)
に高い所へつれていってくれるのか、
僕
(
ぼく
)
が
望
(
のぞ
)
むだけ高いところへ?」
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
“本当”で始まる語句
本当に