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『雪ちゃん』
ふりがな文庫
『
雪ちゃん
(
ゆきちゃん
)
』
学校の昼の休みに赤門前の友の下宿の二階にねころんで、風のない小春日の温かさを貪るのがあの頃の自分には一つの日課のようになっていた。従ってこの下宿の帳場に坐っていつもいつも同じように長い煙管をふすべている主婦ともガラス障子越しの御馴染になって …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
孩児
(
こども
)
咽
(
のど
)
先達
(
せんだっ
)
後
(
のち
)
角
(
かど
)
飯焚
(
めしたき
)
何処
(
どこ
)
赤門
(
あかもん
)
貪
(
むさぼ
)
誌
(
しる
)
行李
(
こうり
)
疎
(
うと
)
画
(
え
)
甲走
(
かんばし
)
煙管
(
きせる
)
梯子
(
はしご
)
杏
(
あんず
)
暇
(
いとま
)
日子
(
にっし
)
新声
(
しんせい
)
手水
(
ちょうず
)
強
(
し
)
尤
(
もっと
)
始終
(
しじゅう
)
凭
(
もた
)