“手水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうず83.5%
てうづ11.3%
てうず2.6%
てみず2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから子供の時からの習慣で、朝はきっと肌抜はだぬぎになって手水ちょうずつかった。寒い風が吹こうが冷たい雨が降ろうが決してやめなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そして台所で手水てうづを使つてゐる中に、そこにゐた人々の話から、火事の原因が小使の過失らしい噂と、六角塔が瞬く間に焼け落ちて
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
「目が覺めたから、序に手水てうずに起きて、雨戸をあけると、若い男の後ろ姿が、離室の前を驅けて行つたやうでしたが——」
今度はその上へ手水てみずをパラパラと振ってテンピの中へ入れて焼きますが強い火を四方からよくあたるようにして大きければ一時間位小さければ三、四十分間位で出来ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)