“てうず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手水75.0%
手洗25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとより何事もある筈はないと思つたので、拙者はその儘手水てうずに立ち、千本殿は御自分で縁側へ出て雨戸を開け、二人一緒に部屋の中へ立歸ると、床の間は空つぽになつて居たのだ
出して饗應もてなしけれども心こゝあらざれば見れども見えずの道理だうりにて重四郎はお浪にのみ心をうばはれ居たりしゆえうついしにはとまらず初めのもろまけけるに平兵衞は大に悦びて手水てうずたちしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
戌刻いつゝに休んで——半刻はんときも經たないうちに手洗てうずに起きたことになるわけだな。亥刻よつ(十時)に見付けた時、死骸が冷たくなりかけて居たとすると——」