“手洗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうず66.7%
てうづ28.6%
てうず4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この百日足らずのうちに、われながら白髪しらがえてきたのが分る。朝毎の手洗ちょうずの折に、鏡を見るのも、この頃は怖ろしい気がする——。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
姉妹きやうだい流許ながしもと手洗てうづをつかひながら話した。お栄の方は水道の前に蹲踞しやがんで冷たい柔かな水でもつて寝起の顔を洗つて居た。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
戌刻いつゝに休んで——半刻はんときも經たないうちに手洗てうずに起きたことになるわけだな。亥刻よつ(十時)に見付けた時、死骸が冷たくなりかけて居たとすると——」