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手洗
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てうづ
ふりがな文庫
“
手洗
(
てうづ
)” の例文
姉妹
(
きやうだい
)
は
流許
(
ながしもと
)
で
手洗
(
てうづ
)
をつかひながら話した。お栄の方は水道の前に
蹲踞
(
しやが
)
んで冷たい柔かな水でもつて寝起の顔を洗つて居た。
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「一晩繪圖面の番をした棟梁でも、朝になれば
手洗
(
てうづ
)
も使ひ、飯も食ふだらう。その間神棚の下に居たのは誰だ」
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
井戸端で
嗽
(
うが
)
ひ
手洗
(
てうづ
)
を濟ませて、大急ぎで入口に顏を出すと、遠州
縞
(
じま
)
のお仕着せに、店の名『池田屋』と染めた前掛をした、十五六の小僧が、突つ立つたまゝ顫へてをりました。
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「幾太郎は梅吉に身代りを頼んで、夜中
手洗
(
てうづ
)
に行く親父の眼を
誤魔化
(
ごまか
)
し、そつと拔け出してお艶に逢ひに行つたんだらうよ。今までもちよく/\そんな事をやつて居たに違えねえ」
銭形平次捕物控:107 梅吉殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「無駄だよ、相變らず家中の口が揃つてゐるのだ。——若旦那は風呂へ行つて歸つたきり、店から一と足も動かないとな。あの家の人間は、
手洗
(
てうづ
)
にも行かないやうな顏をしやがる」
銭形平次捕物控:123 矢取娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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中には母親が一人、父親は
手洗
(
てうづ
)
へでも行つたらしく、部屋には居りません。
銭形平次捕物控:260 女臼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“手洗(手洗い)”の解説
手洗い(てあらい、en: hand washing あるいは handwashing)は、手指の汚れや微生物を除去する行為である。感染症への感染や食中毒の予防に大きな効果がある。
(出典:Wikipedia)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
洗
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
“手洗”で始まる語句
手洗鉢
手洗場
手洗水
手洗口
手洗囲
手洗石