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手水
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てうず
ふりがな文庫
“
手水
(
てうず
)” の例文
「目が覺めたから、序に
手水
(
てうず
)
に起きて、雨戸をあけると、若い男の後ろ姿が、離室の前を驅けて行つたやうでしたが——」
銭形平次捕物控:079 十七の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
見廻しけるに首は
落
(
おち
)
ず何事も無
健全
(
まめ
)
息災
(
そくさい
)
なり依て我が家へ立歸りしぞと
物語
(
ものがた
)
りしかば娘は
嬉
(
うれし
)
く是全く
金毘羅樣
(
こんぴらさま
)
の御
利益
(
りやく
)
ならんと早々
嗽
(
うが
)
ひ
手水
(
てうず
)
にて身を
清
(
きよ
)
めて金毘羅の掛物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
もとより何事もある筈はないと思つたので、拙者はその儘
手水
(
てうず
)
に立ち、千本殿は御自分で縁側へ出て雨戸を開け、二人一緒に部屋の中へ立歸ると、床の間は空つぽになつて居たのだ
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
出して
饗應
(
もてなし
)
けれども心
爰
(
こゝ
)
に
在
(
あら
)
ざれば見れども見えずの
道理
(
だうり
)
にて重四郎はお浪にのみ心を
奪
(
うば
)
はれ居たりし
故
(
ゆえ
)
打
(
うつ
)
石
(
いし
)
には
眼
(
め
)
も
止
(
とま
)
らず初めの
碁
(
ご
)
は
脆
(
もろ
)
く
負
(
まけ
)
けるに平兵衞は大に悦びて
手水
(
てうず
)
に
立
(
たち
)
しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“手水”の解説
手水(ちょうず、てみず)とは、神社や寺院において参拝前に手や口を清める水、またはその行為のことである。それを行う施設を手水舎(ちょうずや、てみずや)という。
なお、「ちょうず」の名は「てみず」の転訛で、ウ音便化を含む規則的な変化(テミヅ → テウヅ → チョーズ )によるものである。
(出典:Wikipedia)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“手水”で始まる語句
手水鉢
手水場
手水盥
手水口
手水所
手水桶
手水洗
手水流
手水石