“金毘羅樣”の読み方と例文
新字:金毘羅様
読み方割合
こんぴらさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つかはすにより緩々ゆる/\滯留たうりうして金毘羅樣こんぴらさまへも參りたり江戸にもなきめづらしき船遊山ふなゆさんでもして春になつてからゆるりと歸るがよし然すれば我等も都合して貴樣たち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見廻しけるに首はおちず何事も無健全まめ息災そくさいなり依て我が家へ立歸りしぞと物語ものがたりしかば娘はうれしく是全く金毘羅樣こんぴらさまの御利益りやくならんと早々うが手水てうずにて身をきよめて金毘羅の掛物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のべ夫々それ/″\挨拶あいさつに及びしが此度兄の病氣の間違まちがひとも云はざれば金毘羅樣こんぴらさま參詣旁々さんけいかた/″\昨夜さくや此清兵衞方へ到着仕たうちやくつかまつり取敢とりあへず御機嫌伺きげんうかがひながら先年の御れいに市之丞同道にて參上仕さんじやうつかまつりしと申ければ後藤はよろこびて清兵衞に向ひ貴樣の所の此客人達このきやくじんたちすこ仔細しさい有て昔し馴染なじみの者なり其仔細そのしさいあとにて寛々ゆる/\はなすべし時に長兵衞殿此清兵衞殿と云男は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)