“金毘羅”の読み方と例文
読み方割合
こんぴら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八幡さま、金毘羅こんぴらさま、春日かすがの宮の神さま達! あれあれ、お師匠様はだんだん敵の前へ歩いてゆきます。正気の沙汰ではありません。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
娘を連れて金毘羅こんぴらまいりと申したのも、実は四国西国の信者をたずねて、それと同じような有難い絵像をたくさん拝んで来たのでござります。
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
このあたりで航海者はよく金毘羅こんぴらへ向ってお賽銭を上げたものである。それは薪を十文字に結わえ、それに銭を結付けて海に投込むのである。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)