“こんぴら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金毘羅48.8%
金比羅41.9%
琴平4.7%
金刀比羅2.3%
金刀毘羅2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘を連れて金毘羅こんぴらまいりと申したのも、実は四国西国の信者をたずねて、それと同じような有難い絵像をたくさん拝んで来たのでござります。
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ツイ一兩日前に、郷里の母親からわたしに手紙が來て、今度急に思ひたつて都農つのの義兄と一緒に讚岐さぬき金比羅こんぴらさまにお參りする。
金比羅参り (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
琴平こんぴら、舟々、追手に帆かけて
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
お午の夜店というのは午の日ごとに、道頓堀の朝日座の角から千日前の金刀比羅こんぴら通りまでの南北の筋に出る夜店で、私はふたたび夜ののようにこの世界にあこがれてしまったのです。
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
芝の神明しんめいに育った彼女は、桃割時代から先生の手におえない茶目公であったが、そのころその界隈かいわいの不良少女団長として、神明や金刀毘羅こんぴらの縁日などを押し歩いて
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)