“讚岐”の読み方と例文
読み方割合
さぬき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツイ一兩日前に、郷里の母親からわたしに手紙が來て、今度急に思ひたつて都農つのの義兄と一緒に讚岐さぬき金比羅こんぴらさまにお參りする。
金比羅参り (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
千代松夫婦は二人の話を傍で聽いてゐるだけで、自分たちも金毘羅參りをしたのかと思ふほどに、讚岐さぬきから播州へかけての名所を知つた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
塩屋の薄煙りは松を縫ふて緩くたなびき、小舟の白帆は霧にかくれて静に去るおもしろの須磨明石を経て、行く/\歌枕さぐり見つゝ図らずも此所讚岐さぬきの国真尾林まをばやしには来りしが
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)