“真正”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞正
読み方(ふりがな)割合
ほんとう36.8%
しんせい21.1%
しんしょう15.8%
ほんたう5.3%
ほんと5.3%
ほんもの5.3%
まこと5.3%
まただ5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“真正”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究13.6%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「何か正業についてくれると宜いんだが、大きなことばかり言って彼方此方あっちこっち飛んで廻って歩いて、真正ほんとうに兄弟泣かせだよ」
或良人の惨敗 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それは真正ほんとうのロシア更紗で、一面の真紅まっかな地に白の水玉が染め抜かれてあった。
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
真正しんせい幸福こうふくむかいなさいとかうことの効力こうりょくはたして
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
官営芸術の虚妄なるに対抗し、真正しんせい自由なる芸術の勝利を立証したるものならずや。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
および真正しんしょうを信ぜず、殺盗して罪をつくらば、畜生ちくしょう餓鬼がきの中に堕在し、つぶさに衆苦しゅくを受け、地獄を経歴せん
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
そ、そんなんじゃねえ。真正しんしょう間違まちがいのねえおせんのつめべに糠袋ぬかぶくろから小出こだしにして、薬罐やかんなかてるんだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
其人こそ真正ほんたうに耻づかしい人です
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
貴嬢は今ま始めてすべての束縛そくばくから逃れて、全く自由を得なすつたのです、親の権力からも、世間の毀誉褒貶きよはうへんからも、又た神の慈愛からさへも自由になられたのである、今は貴嬢あなた真正ほんたうに貴嬢の一心を以て
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
(たしかに、おかしい。あの兵士等の、鉄冑てつかぶとかぶようあやしい。姿勢も、よろしくない。うン、これは、真正ほんとの軍隊ではない。それならば、よオしッ)
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
越前が、紀州を調べ、証拠品を押えて戻り、贋者と断じて、処分したとなれば、よし天一坊が、真正ほんものの御落胤であろうとも、人民の心には揺ぎがまいりませぬ。信祝殿は、当代の発明者にて御座りまするが、拙者の如く、つくすべき事を尽して後に処断するのでなく、ただ大局論として、奉行所の職分を無視して居られる如く心得られまする。
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
冬の闇夜やみよに悪病を負う辻君つじぎみが人を呼ぶ声のいたましさは、直ちにこれ、罪障深き人類のみがたき真正まことの嘆きではあるまいか。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一万遍唱へつづけて、真正まただしくひと日もおちず、国のため、祖先みおやのため、その子らがため、わけても子らの子がため、ただ唱へ南無妙法蓮華経、いとほしと口にはらね、いつかしさまたただならね
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)