“御燈明”のいろいろな読み方と例文
新字:御灯明
読み方割合
おとうみょう41.7%
みあかし41.7%
おとうめう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁子などというと、われわれの連想はとかく神棚かみだな御燈明おとうみょうに行きがちであるが、こういう油火が一般の燈火であったことに留意しなければならぬ。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
「牛をつけるには及ばぬ」善信は、持仏堂の御燈明みあかしから紙燭しそくへ灯をうつして再び出てきた。そして、その灯を、絢爛けんらん糸毛輦いとげのくるまのすだれのすそへ置いた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
精霊しようれうさまのおたなかざりもこしらへくれねば御燈明おとうめう一つで御先祖様へおびをまをしてゐるもが仕業だとお思ひなさる、お前が阿房あほうを尽してお力づらめに釣られたから起つた事
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)