“みあかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミアカシ
語句割合
御灯21.1%
御明10.5%
御燈10.5%
御燈明10.5%
神灯10.5%
燈明7.9%
神燈7.9%
御灯明5.3%
御明灯2.6%
御神灯2.6%
(他:4)10.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ウム。詳しいことは知らないが、俺もそう考えていた。じゃお綱、向うの廻廊がいいだろう。御灯みあかしが下がっている」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人は立つて本堂へいつた。和尚をしようさんは御灯みあかしを仏様にあげると、その前の座についた。栄蔵は賽銭箱さいせんばこの前の冷い畳の上に坐つた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
父親ちゝおや佛壇ぶつだん御明みあかしてんずるに、母親はゝおやは、財布さいふひもゆはへながら
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
壇に捧ぐる御明みあかし大燭台だいそくだいしんにして、
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
かかるうちにも心にちとゆるみあれば、煌々こうこう耀かがやわたれる御燈みあかしかげにはかくらみ行きて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
夜を守つて、仏の前で起き明す為には、御燈みあかしを照した。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうして悄然しほしほ御燈明みあかしをあげにゆく。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
わが父は信心の翁、み目ざめはあかつき闇、口嗽ぎただちをろがみ、珠數かぞへ南無妙法蓮華經、かがなべて朝に五千、ひる過ぎて夕かけて三千、湯を浴み、御燈明みあかしけ、殘りの二千
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
何時いついいつけたものか、他の若い神官たちは皆去っていた。ふたりの前には、榊葉と神灯みあかしと神殿の奥の御鏡しかなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郷社の神前にも、塩があげられた。煌々あかあか神灯みあかしがついた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洞窟の中には、燈明みあかしを前に一人の隠者がぽつねんと、聖書から眼も離さずに坐つてゐた。
星のごと仏龕みづしに光る燈明みあかし
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
神燈みあかしをあげて、堂の中へ坐ってみると、なるほど、これでは雨も漏ろう、壁からも屋根裏からも星のように、昼の明りが洩れてみえる。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たまたま見える微かな明りは、祇園林に包まれた燈籠とうろう神燈みあかしだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御神前の御灯明みあかしをかがやかし、御榊おさかきささげなさい。道場にて、この者と、用事あるによって、人払いをいたすがよい」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
右左に並びて立ちたりける御灯明みあかしは一つ消え、また一つ消えぬ。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
神には、御明灯みあかしを、仏には香を、ただ一心に念じているより他にない女であり、一室の悩みであった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御神灯みあかしをともし、神酒みきを奉りもう一人の神官と二人して、のりとをあげた。そして牛若の頭上に烏帽子えぼしを与えた。その紐も、神官がむすんでくれた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ということを御神燈みあかしに立てて、一種の六方者むほうもの道場を世帯としているのだった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その喜びをもうさんため、神棚に燈火みあかしを点じようとして立った父が、そのまま色をかえて立窘たちすくんだ。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
高榮たかはえめぐる聖燭みあかし
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
聖燭みあかしへむわがねがひ
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)