神灯みあかし)” の例文
うしろの床には、伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冊尊いざなみのみことの二神をまつって、そこにも一穂いっすい神灯みあかしと、一瓶いっぺい神榊みさかきと、三宝には餅や神酒みきが供えられてあった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何時いついいつけたものか、他の若い神官たちは皆去っていた。ふたりの前には、榊葉と神灯みあかしと神殿の奥の御鏡しかなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その光のうちでも、藤吉郎の心の奥所おくがまでした大きな光は、まだひのきの板も新しい神棚の一穂いっすい神灯みあかしであった。また、次の間の仏壇のあかりであった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
煌々あかあか神灯みあかしがついた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)