“神燈”のいろいろな読み方と例文
新字:神灯
読み方割合
じんとう42.9%
みあかし42.9%
しんとう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此諸人の気息いき正月三日の寒気ゆゑけふりのごとくきりのごとくてらせる神燈じんとうもこれがためくらく、人の気息いき屋根うらにつゆとなり雨のごとくにふり、人気破風はふよりもれて雲の立のぼるが如し。
神燈みあかしをあげて、堂の中へ坐ってみると、なるほど、これでは雨も漏ろう、壁からも屋根裏からも星のように、昼の明りが洩れてみえる。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
県社の神官に、故実こじつの詳しいのがあつて、神燈しんとうを調へ、供饌ぐせんを捧げた。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)