“御神灯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごじんとう60.0%
ごしんとう20.0%
みあかし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清元千賀春という御神灯ごじんとうのさがった小粋な大坂格子。ちょっとした濡灯籠ぬれどうろうがあって、そのそばに、胡麻竹が七八本。
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
今日とその頃とのちがいは、ぼくの少年の頃の尾上町二丁目界隈は、関内芸妓の狭斜の町と織り交ざっており、日進堂の並びにも「金春こんぱる」だの「千代本」だのという御神灯ごしんとうの格子先が幾軒もみえた。
御神灯みあかしをともし、神酒みきを奉りもう一人の神官と二人して、のりとをあげた。そして牛若の頭上に烏帽子えぼしを与えた。その紐も、神官がむすんでくれた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)