“二行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にぎょう60.0%
ふたつら20.0%
ふたゆ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
保吉は悪魔の微笑の中にありありとファウストの二行にぎょうを感じた。——「一切の理論は灰色だが、緑なのは黄金こがねなす生活のだ!」
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
宮柱太しく立てる神殿いと広くきよらなるに、此方こなたより彼方かなた二行ふたつらともしつらねたる御燈明みあかしの奥深く見えたる、祝詞の声のほがらかに澄みて聞えたる、胆にこたえ身にみて有りがたく覚えぬ。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
沼二つ通は鳥が巣がこころ二行ふたゆくなもとはりそね (同・三五二六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)