“とうみやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
燈明88.9%
灯明11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏壇には燈明とうみやういて、その光が花に映つて居た。何かこしらへたものもそなへてあつた。叔父さんは庭口の方から其前を通つてみんなの居るところへ来た。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
なしければ藤八は先此方こなたへと云まゝ九助は座敷へ通りけるに正面しやうめんに十界の曼陀羅をかざり左右に燈明とうみやう香花かうげ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
どのお寺も黄色の旗と常緑樹ときはぎの門とで、外部を飾り、その内部の壮厳さうごんは有らゆる美をつくして、いろんな法衣はふえの坊さんと参拝者と香煙と灯明とうみやうとで満ちて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)