第二海豹と雲だいにかいひょうとくも
飛べよ、深山懸巣、 神神はまた目ざめぬ。 磐が根に注連縄ひきはり、 幣帛にしで結ひ垂れ、 真榊の、鏡葉の音さやさやに うち清めて。 啼けよ早や深山懸巣、 日は若し、かの稚神、 ひむがしはすでにかぎろふ。 少女たち、黄菊には古代のかをりがある …
作品に特徴的な語句
こご はえ 木履サボ あふ ちひ 中天ちゆうてん たい ばう 寵児まなご なり 御袍ぎよはう しろ 物珍ものめづ 高天たかあめ 今宵こよひ 冬晴ふゆばれ よる かん 寒靄かんもや 寺庭てらには 少女をとめ 幣帛みてぐら 昼餐ひるげ あした 満潮みちしほ いぶ 疱瘡はうさう 目路めぢ 真上まうへ 真珠しんじゆ べに かけ 聖駕みくるま 藺笠ゐがさ きん たま おと ざわ たけ 上無うへな ふた 何花なにばな 使つか かし つち すわ 姿すがた みかど あと 御悩ごなう 愛児まなご 日中ひなか とき やなぎ なが 海女あま 海阪うなざか 濃青こあを 玉旛ぎよくばん たま 稚神をさながみ わらべ たかむら わた 総角あげまき