“御悩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごなう40.0%
ごのう40.0%
おんなや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大君の御悩ごなうのニユースきこえぬ絶えて音なき霜夜しづもり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
屈託なことのある時の慰安を賜わる所のようにして参候するならいになっていて、その人たちは院の御悩ごのうの重いのを皆心から惜しみ悲しんでいた。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
果てしない国内の騒乱と、群雄ぐんゆう割拠かっきょは、果てしない民衆の塗炭とたんである。万民の苦しみは、一天の大君の御悩おんなやみであることはまたいうまでもない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)