“ごのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御悩66.7%
御能33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屈託なことのある時の慰安を賜わる所のようにして参候するならいになっていて、その人たちは院の御悩ごのうの重いのを皆心から惜しみ悲しんでいた。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
春になったがみかど御悩ごのうがあって世間も静かでない。当帝の御子は右大臣のむすめ承香殿じょうきょうでん女御にょごの腹に皇子があった。
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)
それも単に秘蔵の品というならばとにかく、文照院様ぶんしょういんさまから拝領の鬼女面きじょめん、年ごとの西之丸の御能ごのうには、ぜひとも柳営りゅうえいに持って伺候しこうせなければならぬ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)