“御能”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おのう80.0%
ごのう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの江戸の方で上巳じょうみの御祝儀を申し上げるとか、御能おのう拝見を許されるとか、または両山の御霊屋おたまや参詣さんけいするとかのほかには、人質も同様に
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
これがまた在来の日本画だとか、御能おのうだとか、芝居の踊りだとかいうものには、非常に究屈きゅうくつな面倒なかたまった法則があって、動かすことが出来ないようになっております。
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それも単に秘蔵の品というならばとにかく、文照院様ぶんしょういんさまから拝領の鬼女面きじょめん、年ごとの西之丸の御能ごのうには、ぜひとも柳営りゅうえいに持って伺候しこうせなければならぬ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)