“承香殿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうきょうでん80.0%
じょうこうでん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時に承香殿じょうきょうでん女御にょごの兄である頭中将とうのちゅうじょうが、藤壺ふじつぼの御殿から出て、月光のかげになっている立蔀たてじとみの前に立っていたのを、不幸にも源氏は知らずに来た。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
春になったがみかど御悩ごのうがあって世間も静かでない。当帝の御子は右大臣のむすめ承香殿じょうきょうでん女御にょごの腹に皇子があった。
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)
兄弟たちも玉鬘に接近するよい機会であると、誠意を見せようとして集まって来て、うらやましいほどにぎわしかった。承香殿じょうこうでんの東のほう一帯が尚侍の曹司ぞうしにあてられてあった。
源氏物語:31 真木柱 (新字新仮名) / 紫式部(著)