“楊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やなぎ88.7%
よう8.1%
ヤン3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門は幸いに低いので、堀部君は半分夢中でそれを乗り越えて、表の往来まで追って出ると、娘の影は大きいやなぎの下にまた浮き出した。
雪女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
姓はよう、名は梨琴りきんといって、気のやさしい——その代り病身そうな細腰の美人だったから、激しい働きには、不向きだった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヤン博士は、はたと行き詰って、しばらくは生臭い大きな掌でもって頭をぐるぐる撫でまわし、そして左右の目くそを払いおとした。
軍用鮫 (新字新仮名) / 海野十三(著)