“楊弓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようきゅう70.0%
やうきう20.0%
やうきゆう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれにしても、矢がすりお金といえば神明第一の売っ子で、この店はいつも大繁昌、楊弓ようきゅうの音の絶える間がないくらいでした。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「近頃は何んにも無かつたやうで。尤も若い時分はかなりのお道樂で、わけてもひどく楊弓やうきうに凝つたことなどがある樣です」
不思議なことに、傷は二つ、白くて丸い右の喉笛に突つ立つたのは、ヒヨロヒヨロした楊弓やうきゆうの矢で、もう一つも同じやうな楊弓の矢、これは左の眼の下をかすめて、後ろ幕の裾に落ちて居るのでした。
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)