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『軍用鮫』
ふりがな文庫
『
軍用鮫
(
ぐんようざめ
)
』
北緯百十三度一分、東経二十三度六分の地点において、楊博士はしずかに釣糸を垂れていた。 そこは嶮岨な屏風岩の上であった。 前には、エメラルドを溶かしこんだようなひろびろとした赤湾が、ゆるい曲線をなしてひらけ空は涯しもしらぬほど高く澄みわたり、 …
著者
海野十三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
忝
(
かたじけな
)
楊
(
ヤン
)
交際
(
つきあい
)
鮠
(
はえ
)
朝
(
あした
)
浮標
(
うき
)
鱸
(
すずき
)
非
(
あら
)
闃
(
げき
)
銅鑼
(
どら
)
距
(
へだ
)
豈
(
あに
)
蚯蚓
(
みみず
)
茲
(
ここ
)
歯齦
(
はぐき
)
某
(
なにがし
)
広東
(
カントン
)
小嶼
(
こじま
)
夕
(
ゆうべ
)