“鮠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はや63.3%
はえ30.0%
ぱや3.3%
ばえ1.7%
ばや1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘作は起きあがって笊の中をのぞいた。大きな二尺ばかりの鯉が四ひきと、他にふなはやなどが数多たくさん入っていた。勘作は驚いて眼をみはった。
ある神主の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
赤い毛氈もうせんを敷いた一艘いっそうの屋形舟は、一行を載せ、夏の川風に吹かれながら、鮎やはえなどの泳いでいる清い流れの錦川をさおさして下った。
御萩と七種粥 (新字新仮名) / 河上肇(著)
例によって釣りの腕前は知れているから、小さなきんこと称する鮒を三尾に、やなぎっぱやを五尾ほどあげると、それでくいが止ってしまった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
藻草もぐさが静かに揺れている水の中をのぞくと、ひらたという躯の透明な小さい川蝦かわえびがい、やなぎばえだの、金鮒などがついついと泳ぎまわっていた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
藻草もぐさが静かに揺れている水の中をのぞくと、ひらたという躯の透明な小さい川蝦かわえびがい、やなぎばやだの、金鮒などがついついと泳ぎまわっていた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)