“白楊樹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくようじゅ50.0%
ポプラ20.0%
はくやうじゆ10.0%
はこやなぎ10.0%
ぽぷら10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だがの棗屋なつめやさんよ。おまえにだけはそっと耳打ちしてあげる。——なんでもいいから、道の曲がり角へ来たら白楊樹はくようじゅ(ポプラ)を目あてにお曲がり。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで彼の若い心のさまざまの夢想は形成された。——霧に包まれた白楊樹ポプラやこんもりした茂みや柳の樹のある牧場は憧れ心地をもって河の水を泳いでいるように見える。
驚く程強い光澤を含んだ黄色くわうしよくに彩られて、其の上には大空が一面思ふさま青く輝き、地平線の境には眞白な雲の列と緑色の白楊樹はくやうじゆが二三本離れ離れに突立つゝたつて居るばかり。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
奥には大きな白楊樹はこやなぎの並んだ通路があり、すみずみにはかなり高い木立ちがあり、まんなかはうち開けた空地になっていて、一本のごく大きな樹木
白楊樹ぽぷらが伸びをしてゐる。
チロルの旅 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)