“ポプラ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぽぷら
語句割合
白楊84.6%
白楊樹15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝倉先生は、渡り廊下を通らないで、白楊ポプラの並木を仰ぎながら、ぶらりぶらり外をあるいていた。次郎が追いつくと、ちょっと時計を見て
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
(間)ここへ来た時は、まだ白楊ポプラの葉が、こんなに黄色くなつてませんでした。兎に角、もう、病人とは見えないでせう。
落葉日記(三場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
そこで彼の若い心のさまざまの夢想は形成された。——霧に包まれた白楊樹ポプラやこんもりした茂みや柳の樹のある牧場は憧れ心地をもって河の水を泳いでいるように見える。
ここには五六人の人が車を待っていた。わたくしはこの停留場でもむなしく三四台の車を行きすごさせ、唯茫然ぼうぜんとして、白楊樹ポプラの立ちならぶ表通と、横町の角に沿うた広い空地の方を眺めた。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)