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『チロルの旅』
ふりがな文庫
『
チロルの旅
(
チロルのたび
)
』
ヴェロナ なるほどこれがロメオとジュリエットの墓だな。大理石の棺には蓋がない。名刺がいつぱい投げ込んである。 シェイクスピイヤの胸像が黒い蔦の葉の間からのぞいてゐる。 そこで、絵はがきを売つてゐる。 トレント こんどはダンテの立像だ。見てゐ …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「女性 第六巻第一号」1924(大正13)年7月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
頭巾
(
ポネエ
)
乾板
(
たねいた
)
樅
(
もみ
)
樵夫
(
きこり
)
母娘
(
おやこ
)
生命
(
いのち
)
羚羊
(
かもしか
)
葵色
(
モオヴ
)
街
(
まち
)
訊
(
き
)