“燈明皿”のいろいろな読み方と例文
新字:灯明皿
読み方割合
とうみょうざら50.0%
とうみやうざら33.3%
とうめうざら16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと、お吟のうしろを仰ぐと、燈明皿とうみょうざらに、小さな灯がまたたいていた。そこの仏壇には、彼女が書いたものらしく
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
にん田甫たんぼ往復わうふくしてからしばらつて村落むらうちからは何處どこいへからも提灯ちやうちんもつ田甫たんぼみち老人としより子供こどもとがぞろ/″\とほつた。勘次かんじ提灯ちやうちん佛壇ぶつだん燈明皿とうみやうざらうつした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
去歳こぞにくらべて長屋ながやもふゑたり、所得しよとくばいにと世間せけんくちより樣子やうすりて、をかしやをかしや、そのやうにばしてものにするぞ、火事くわじ燈明皿とうめうざらよりもものぞかし
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)