“真正面”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞正面
読み方(ふりがな)割合
まとも55.6%
まっしょうめん22.2%
ましょうめん11.1%
まおもて3.2%
ましやうめん1.6%
まむき1.6%
まむこう1.6%
アン・プラン1.6%
マトモ1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“真正面”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
死人のような青い顔をして、私の寝台の前に突立った彼は、私の顔を真正面まともに見得ないらしく、ガックリと頭をれた。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そして、何気なく彼女がこちらに向けた顔と、レンズを透してばったり真正面まともに会った時、中野は思わず、低くはあったが
地図にない島 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
硝子がらす一重ひとえすぐ鼻のさきに、一羽可愛かわいいのが真正面まっしょうめんに、ぼかんとまって残っている。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、また途方もない声をして、階子段はしごだん一杯に、おおきなな男が、ふんどし真正面まっしょうめんあらわれる。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
船長が片目を静かに閉じたり開いたりした。それからネービー・カットのけむを私の顔の真正面ましょうめんに吹き付けた。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
其火を見ぬ様になったはよいが、真正面ましょうめんに彼が七本松と名づけてでゝ居た赤松が、大分伐られたのは、惜しかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
本門寺日の暮れかかる真正面まおもてはひろびろとあり寒き石段いしきだ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
金屏の映えて畏き真正面まおもてみやおはすらしあたりしづけき
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
鼻筋はなすぢをしかめて、その真正面ましやうめんみゝてた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこから梔子の枝越しに、離家の座敷の内部ようす真正面まむきに見えますので、見るともなく見ておりますと、若旦那は離家のお座敷の机の前で着物を着換えさっしゃってから、オモヨさんが入れたお茶を飲みながら
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「彼岸の中日ちゅうにちになると真赤な夕日が斜坑の真正面まむこうに沈むぞい。南無なむ南無南無……」
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
赤のところへ百フラン——十円——置いて赤が出たとしたところで、勝金はその一倍、すなわち百フランの儲けにしかならないが、仮りに十一へ真正面アン・プランに百フラン抛り出して十一へ玉が落ちたとすれば百法の三十五倍と元金の百法と、つまり総計三千六百法——三百六十円——というものが転がり込む。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
西から真正面マトモに吹きおろしたのが、暫らくして北の方から落して来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)