“まおもて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真正面28.6%
真面28.6%
正面14.3%
眞正面14.3%
真表14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本門寺日の暮れかかる真正面まおもてはひろびろとあり寒き石段いしきだ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
締め出しを食った犬みたいに、鼻を鳴らしている風の真面まおもてである。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
変な人が、女房の正面まおもてへ、写真館の前へ出たのであった。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
本門寺日の暮れかかる眞正面まおもてはひろびろとあり寒き石段いしきだ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
もつとみちのないところ辿たどるのではなかつた。背後うしろに、覚果さめはてぬあかつきゆめまぼろしのこつたやうに、そびへた天守てんしゆ真表まおもて差懸さしかゝつたのは大手道おほてみちで、垂々下だら/\おりの右左みぎひだりは、なかうもれたほりである。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)