真面まおもて)” の例文
旧字:眞面
水平線上は一脈金色こんじきである。朱に溶けたその波を、火の鳥のように直線に飛んで、真面まおもてに銅像を射たのであった。
締め出しを食った犬みたいに、鼻を鳴らしている風の真面まおもてである。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)