“真面”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞面
読み方割合
まとも81.0%
まがお7.1%
まおもて4.8%
まじめ4.8%
まむき2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日の光が斜めに窓からさし込むので、それを真面に受けた大尉のじみた横顔にはらない無性髯が一本々々針のように光っている。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
奥州仙台陸奥守がお通りになるという千住の方面から、中仙道の板橋あたりでも、お爺さんやお婆さんが、真面になってその噂をしているほどに評判になりました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
水平線上は一脈金色である。朱に溶けたその波を、火の鳥のように直線に飛んで、真面に銅像を射たのであった。
「そら、さっき、真面目そうな顔をなすって、馬の脊髄がどうだのこうだのって、すっかり私をかついでおしまいなすったじゃありませんか。」
愚かな一日 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
谷へ出た松の枝に、まるで、一軒家の背戸のその二人をむよう、いて、紫の緒で、真面引掛っていたのです。……
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)