“糞真面目”の読み方と例文
読み方割合
くそまじめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都ホテルや京都ホテルでいだ男のポマードのにおいよりも、野暮天で糞真面目くそまじめゆえ「お寺さん」で通っている醜男ぶおとこの寺田に作ってやる味噌汁みそしるの匂いの方が
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
つまり、私は、糞真面目くそまじめで興覚めな、気まずい事に堪え切れないのだ。
桜桃 (新字新仮名) / 太宰治(著)
それに河内介の態度が今夜に限って仔細しさいらしく糞真面目くそまじめなのも、何かいわくがありそうで、旁〻かた/″\彼女たちには、本気か冗談か分りかねた。「首になった道阿弥」も、その点は彼女たちと同じであった。