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差懸
ふりがな文庫
“差懸”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さしかか
50.0%
さしかゝ
37.5%
さしか
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしかか
(逆引き)
地虫のような
鼾
(
いびき
)
を立てつつ、大崩壊に
差懸
(
さしかか
)
ると、海が変って、太平洋を
煽
(
あお
)
る風に、提灯の
蝋
(
ろう
)
が倒れて、めらめらと燃えついた。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
差懸(さしかか)の例文をもっと
(4作品)
見る
さしかゝ
(逆引き)
俥
(
くるま
)
はやがて
町端
(
まちはづれ
)
を離れて、暗い田舎道へ
差懸
(
さしかゝ
)
つた。
黝
(
くろ
)
い山の姿が月夜の空にそゝり立つて、海のやうに煙つた青田から、蛙が物凄く
啼
(
な
)
きしきつてゐた。
或売笑婦の話
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
差懸(さしかゝ)の例文をもっと
(3作品)
見る
さしか
(逆引き)
若
(
も
)
し
然
(
さ
)
なくば
隱見
(
ゐんけん
)
出沒
(
しゆつぼつ
)
、
氣長
(
きなが
)
く
我
(
わが
)
船
(
ふね
)
の
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
ふ
内
(
うち
)
、
本船
(
ほんせん
)
が
何時
(
いつ
)
か
海水
(
かいすい
)
淺
(
あさ
)
き
島嶼
(
たうしよ
)
の
附近
(
ふきん
)
か、
底
(
そこ
)
に
大海礁
(
だいかいせう
)
の
横
(
よこたは
)
る
波上
(
はじやう
)
にでも
差懸
(
さしか
)
かつた
時
(
とき
)
、
風
(
かぜ
)
の
如
(
ごと
)
く
來
(
きた
)
り、
雲
(
くも
)
の
如
(
ごと
)
く
現
(
あら
)
はれ
出
(
い
)
でゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
差懸(さしか)の例文をもっと
(1作品)
見る
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“差”で始まる語句
差支
差
差覗
差向
差出
差俯向
差別
差当
差配
差置
“差懸”のふりがなが多い著者
関根黙庵
斎藤緑雨
押川春浪
徳田秋声
泉鏡太郎
幸田露伴
泉鏡花