“階子段”の読み方と例文
読み方割合
はしごだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汚(きたな)い階子段(はしごだん)を上がって、編輯局(へんしゅうきょく)の戸を開けて這入(はい)ると、北側の窓際(まどぎわ)に寄せて据(す)えた洋机(テーブル)を囲んで、四五人話しをしているものがある。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
隅の階子段(はしごだん)を視(み)て空ざまに髯を扱(しご)いた。見よ、下なる壁に、あの羆(ひぐま)の毛皮、大(おおい)なる筒袖の、抱着いたごとく膠頽(べたり)として掛りたるを——
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
窮屈な階子段(はしごだん)をややよろよろしながらのぼって、重い戸をあけようとすると外気の抵抗がなかなか激しくって押しもどされようとした。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)