“洋机”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
テーブル80.0%
テイブル20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きたな階子段はしごだんを上がって、編輯局へんしゅうきょくの戸を開けて這入はいると、北側の窓際まどぎわに寄せてえた洋机テーブルを囲んで、四五人話しをしているものがある。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三四郎はへやすみにある洋机テーブルと、洋机テーブルの前にある椅子と、椅子の横にある本箱と、其本箱のなかに行儀よくならべてある洋書を見廻して、此静かな書斎の主人あるじ
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
わずかに開けられた窓の隙から春の迅風はやてに巻きあげられた桜の花弁はなびらが渦を巻いて、洋机テイブルの上へ散り乱れていたが、ふたたび吹き込んだ風に飛ばされどこへともなく舞って行った。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)