“中日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうにち44.4%
なかび38.9%
チユウニチ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言うのはその秋の彼岸ひがん中日ちゅうにち、萩野半之丞は「青ペン」のお松に一通の遺書いしょを残したまま、突然風変ふうがわりの自殺をしたのです。
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
左の片腕はその時の興行も中日なかびにならない中に編上げられ、いよいよ首の周囲から胴に取りかかろうとした時である。
心づくし (新字新仮名) / 永井荷風(著)
昨日は、駄目になつた日の入りの景色が、今日は中日チユウニチにも劣るまいと思はれる華やかさで輝いた。横佩家の人々の心は、再重くなつて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)