“ちゅうにち”の漢字の書き方と例文
語句割合
中日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて時節は彼岸ひがんになる。十五夜の月見が年によって彼岸の中日ちゅうにちと同じになることもある。昼夜等分の頃が蛼の合奏の最も調子が高く最も力のつよいその絶頂であろう。
虫の声 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
文「左様かな、しか今日こんにち霜月しもつき中日ちゅうにち短日たんじつとは云いながらもう薄暗くなったなア」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「彼岸の中日ちゅうにちになると真赤な夕日が斜坑の真正面まむこうに沈むぞい。南無なむ南無南無……」
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)