“なかび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中日70.0%
中飛20.0%
中引10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……処が中日なかびを過ぎた或る日のこと、そのキツカケが来ても「浪子」から「伯母」を呼ぶ声がしない、何か新狂言をするのか? と、「加藤夫人」をて居たものは
(新字旧仮名) / 喜多村緑郎(著)
「七八銀上りか」と彼は云った、「——つまり、棒銀をやらさねえってわけだな、すると、中飛なかびといく手か、へっへっ、おあいにくだが、その手はくわねえ、といこう」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それは中引なかびけ過ぎの九ツ半(午前一時)頃で、その晩のお駒の客は三人あったが、本部屋へはいったのは芝源助ちょう下総屋しもうさやという呉服屋の番頭吉助で
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)