“中引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかび50.0%
なかびけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは中引なかびけ過ぎの九ツ半(午前一時)頃で、その晩のお駒の客は三人あったが、本部屋へはいったのは芝源助ちょう下総屋しもうさやという呉服屋の番頭吉助で
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
中引なかびけ過ぎにッと這出はいだして行って湯殿口でざっくり膝を切って、それがもとで亡くなったのも、おめえ、剃刀がそこに落ッこちていたんだそうさ。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)