“中二日”の読み方と例文
読み方割合
なかふつか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人はかくのごとく自知じちめいあるにも関せずその自惚心うぬぼれしんはなかなか抜けない。中二日なかふつか置いて十二月四日の日記にこんな事を書いている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大丈夫だいぢやうぶ往復わうふくぶんと、中二日なかふつか何處どこかで一杯いつぱいめるだけ。……宿やどうせ矢太やたさんの高等御下宿かうとうおんげしゆくにお世話樣せわさまるんでせう。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
が、地方としては、これまで経歴へめぐつた其処彼処そこかしこより、観光に価値あたいする名所がおびただしい、と聞いて、中二日なかふつかばかりの休暇やすみを、紫玉は此の土地に居残いのこつた。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)