“自知”の読み方と例文
読み方割合
じち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人はかくのごとく自知じちめいあるにも関せずその自惚心うぬぼれしんはなかなか抜けない。中二日なかふつか置いて十二月四日の日記にこんな事を書いている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自尊じそん自知じち自治じちの三は、一しょうみちびいて王者の位に達せしむるなり)
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
空を踏むがごとく、雲を行くがごとく、水中にけいを打つがごとく、洞裏とうりしつするがごとく、醍醐だいごの妙味をめて言詮ごんせんのほかに冷暖れいだん自知じちするがごとし。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)